GoogleのAIチャット「Bard」について徹底解説《日本語版公開!始め方・使い方や特徴、ChatGPTとの違い》
Google Bardについて知りたい人
Google Bardをこれから使用したい人向けに書いています。
- 1. 本記事の内容
- 2. Google Bardとは何か?
- 3. Google Bardの機能・特徴
- 4.
Google Bardの日本語版はいつ一般公開されるのか?→2023年5月11日から日本語にも対応 - 5. Google BardとChatGPTはどう違うのか?
- 6. Google Bardの始め方~waitlistへの登録方法~
- 7. Google Bardの使い方
- 8. Google Bardの活用例
- 9. Google Bardの注意点
- 10. Google Bardの今後の展望
- 11. Google Bardにアプリはあるのか?
- 12. Google Bardについてわからないことがあった場合の対応方法
- 13. まとめ
本記事の内容
・Google Bardの始め方、使い方
Google Bardとは、Googleが開発した対話型人工知能(AI)のサービスです。
Bardは、ユーザーからの文章型の質問に対して自然で正確な回答を生成し、様々な文章作成をサポートします。
BardはGoogleの検索エンジンと連動しており、インターネット上の膨大な情報を活用しています。
Bardはまだ実験的なサービスであり、英語圏でのみテスト版が提供されていますが、日本語版も提供が開始しています。
このブログでは、Google Bardの特徴や使い方、メリットやデメリットなどについて詳しく解説していきます。
Google Bardとは何か?
インターネットで何かを調べたいとき、どうやって検索しますか?
「キーワード型」という方法が一般的ですよね。
例えば「コーヒー 淹れ方」というように、調べたい内容に関連する単語を入力して検索します。
すると、そのキーワードにマッチしたウェブページがたくさん表示されます。
しかし、この方法には欠点もあります。
キーワードが曖昧だったり、多すぎたり、少なすぎたりすると、目的の情報にたどり着けなかったり、余計な情報が混ざったりします。
また、キーワードだけでは伝えきれないニュアンスや感情もありますよね。
例えば「コーヒー 淹れ方 簡単」と検索しても、「簡単」という基準は人それぞれですし、「簡単」だけではなく「美味しい」や「おしゃれ」なども気になるかもしれません。
そこで登場するのが「文章型」という方法です。
これは、キーワードではなく文章で検索する方法です。
例えば「上手なコーヒーの淹れ方を教えてください」というように、自分の質問や要望をそのまま入力して検索します。
すると、その文章に応じた回答や提案が表示されます。
この方法のメリットは、自分の意図や感情をより正確に伝えられることです。
また、回答や提案も自然な文章で返ってくるので、読みやすく理解しやすいです。
さらに、回答や提案は複数提示されることもあります。これにより、自分に合ったものを選ぶことができます。
この「文章型」の検索方法を実現するのが、「Google Bard」というサービスです。
Googleが開発した対話型人工知能(AI)「Google Bard」とは、人間と会話するような文章で質問や要望を受け付け、それに応じた回答や提案をする人工知能のことです。
Google Bardは、Google(グーグル)が開発した言語モデル「PaLM 2(Pathways Language Model 2:次世代大規模言語モデル)」を内部に使用しています。(以前はLaMDA(Language Model for Dialogue Applications: 対話アプリケーション用言語モデル)を使用していました)
コードや数学、質問応答、翻訳、多言語能力、自然言語生成などの高度な推論タスクに優れています。
PaLM 2は、計算効率の高いスケーリング、改良されたデータセットの混合、モデルアーキテクチャの改善という3つの研究成果を統合して構築されました。
自然に書かれたテキストからテキストを作成するように設計された生成型AIです。
生成型AIとは、既存のテキストやデータから新しいテキストやデータを生成する人工知能のことです。
Google Bardでは、LaMDAを用いてユーザーからの文章型の質問に対して自然な回答を生成します。
また、様々な文章作成にも役立ちます。具体的には、次のような機能があります。
自然な文章の生成
Google Bardは、ユーザーから与えられたテーマやキーワードに基づいて自然な文章を生成することができます。
例えば「春」というテーマで詩を作ってほしいという要望に対して、「春風に吹かれて 花びらが舞う 心も軽くなる 新しい季節」というような詩を作ってくれます。
また、「コロナ禍での生活」というテーマでエッセイを書いてほしいという要望に対して、「コロナ禍での生活は大きく変わった。外出や旅行が制限され、マスクや消毒が日常になった。オンラインで仕事や勉強をすることも増えた。不安や孤独を感じることもあるだろう。しかし、この困難な時期を乗り越えるためには、前向きに考えることが大切だと思う。家族や友人と連絡を取り合ったり、趣味やスポーツでリフレッシュしたり、自分の時間を大切にしたりすることで、心のバランスを保つことができる。コロナ禍はいつか終わるだろう。その時まで、自分の健康と幸せを守るために、できることを一つずつやっていこう」というようなエッセイを書いてくれます。
草稿の選択(回答の複数提示)
Google Bardは、ユーザーからの質問や要望に対して、一つではなく複数の回答や提案を示すことができます。
これは「草稿の選択」と呼ばれる機能です。
例えば「コーヒー 淹れ方 簡単」という質問に対して、「①ドリップバッグコーヒーを使う ②インスタントコーヒーを使う ③コーヒーメーカーを使う」というように3つの回答を提示します。
ユーザーはその中から自分に合ったものを選ぶことができます。
検索クエリの表示
Google Bardは、ユーザーからの質問や要望に応じた回答や提案をする際に、どのような検索クエリ(検索に使われる単語や文章)を使用したかを表示することができます。
これは「検索クエリの表示」と呼ばれる機能です。例えば「コーヒー 淹れ方 簡単」という質問に対して、「①ドリップバッグコーヒーを使う ②インスタントコーヒーを使う ③コーヒーメーカーを使う」というように3つの回答を提示した場合、それぞれの回答に対応する検索クエリが「ドリップバッグコーヒーの淹れ方」「インスタントコーヒーの淹れ方」「コーヒーメーカーの使い方」と表示されます。
ユーザーはこの検索クエリを参考にして、より詳しい情報を探すことができます。
Google Bardの機能・特徴
Google Bardの機能や特徴は以下のとおりです。
ユーザーと会話する
Google Bardは、ユーザーと会話することができます。
質問に答えたり、話題を提供したり、感想を述べたりします。
Bardはいつも正しいとは限りませんが、面白くて楽しい会話を楽しむことができます。
コンテンツを生成する
Google Bardは、ユーザーの要望に応じてコンテンツを生成することができます。
文章や画像だけでなく、詩や歌詞やジョークなども作ることができます。
Bardは創造力豊かで、ユニークなコンテンツを提供します。
コンテンツを要約する
Google Bardは、ユーザーが指定した記事や文章やページを要約することができます。
要約の長さやスタイルを指定することもできます。
Bardは重要なポイントを抽出して、簡潔にまとめます。
Google Bardの日本語版はいつ一般公開されるのか?→2023年5月11日から日本語にも対応
Google Bardは現在、イギリスとアメリカで英語バージョンがテスト版として一般公開されています。
しかし、日本語版はまだ公開されていません。日本語版はいつ公開されるのでしょうか?
残念ながら、現時点では日本語版の公開予定は明らかにされていません。しかし、Googleの過去のサービスや製品の公開パターンから推測すると、日本語版の公開はあまり遠くないと考えられます。
Googleは、新しいサービスや製品を発表する際に、まずは英語圏を対象にテスト版やベータ版を公開し、その後に他言語圏へと拡大していくことが多いです。例えば、Google翻訳やGoogleドキュメントなどは、最初は英語版だけでしたが、徐々に日本語版や他言語版も追加されていきました。
また、Google BardはGoogleの検索エンジンと連動していますが、Googleの検索エンジン自体は日本語にも対応しています。
つまり、Google Bardが日本語で機能するために必要な技術的な基盤はすでに整っていると言えます。
これらのことから、Google Bardの日本語版は英語版の公開から数ヶ月以内に公開される可能性が高いと予想できます。
もちろん、正式な発表があるまでは確定ではありませんが、日本語話者としては期待したいところです。
日本語での対応はまだですが、日本でもGoogle Bardのwaitlistへの登録はできるようになっています。
Google Bardの日本語での使用はまだですが、日本の人でも英語では使用できるようになっています。
→Google Bardのwaitlistへの登録はこちら
Google BardとChatGPTはどう違うのか?
Google Bardと同じく対話型AIサービスとして注目されているのが、「ChatGPT」というサービスです。
ChatGPTはOpenAIという企業が開発した対話型文章作成AIサービスで、2022年冬にサービス提供がスタートしました。
ChatGPTは人間が書くのとほとんど変わらない自然で精度の高い文章を生み出せる人工知能で、処理速度も早く、たった数十秒程度で数千字の長文を生成することができます。
2023年3月にはより精度を向上させたGPT-4が登場し、さらに注目を集めています。
Google BardとChatGPTはどちらも対話型AIサービスですが、どう違うのでしょうか?
ここでは、Google BardとChatGPTの比較を以下の観点から行います。
処理速度
Google BardとChatGPTの処理速度はほぼ同じです。
どちらも数十秒程度で文章を生成することができます。
ただし、ユーザーの質問や要望の内容によっては、Google Bardの方が若干早い場合もあります。
これは、Google BardがGoogleの検索エンジンと連動しているため、情報収集や回答生成にかかる時間が短くなるからです。
精度
Google BardとChatGPTの精度は、現時点ではChatGPTの方が高いと言えます。
Google Bardはテスト版であるため、回答の正確性に欠ける場合や、長文になるほど不自然な表現が混ざる場合があります。
一方、ChatGPTはすでに完成度の高いサービスであり、人間が書くのとほとんど変わらない自然で正確な文章を生成することができます。
回答数
Google BardとChatGPTの回答数は、Google Bardの方が多いです。
Google Bardは草稿の選択という機能を持っており、ユーザーからの質問や要望に対して一つではなく複数の回答や提案を示すことができます。
ユーザーはその中から自分に合ったものを選ぶことができます。
一方、ChatGPTはユーザーからの質問や要望に対して一つの回答や提案しか示しません。
コスト
Google BardとChatGPTのコストは、現時点では不明です。
Google Bardはテスト版であるため、現在は無料で利用することができます。
しかし、正式版になった際に有料化される可能性もあります。
また、Google BardはGoogleアカウントに登録する必要があります。
一方、ChatGPTは現在も無料版と有料版(ChatGPT Plus)で利用することができます。
ChatGPTはOpenAIアカウントを登録する必要があります。
以上がGoogle BardとChatGPTの比較です。
どちらも対話型AIサービスとして優れた機能を持っていますが、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。
ユーザーは自分の目的やニーズに応じて、適切なサービスを選択することが大切です。
→「【ChatGPT】始め方・登録(アカウント作成)方法、ログイン方法を解説《画像付き》」
→ChatGPTのアカウント作成方法の詳細についてはこちら《画像解説付き》
Google Bardの始め方~waitlistへの登録方法~
Google Bardのwaitlistへの登録が日本でも可能になっています。ベータテストに参加申し込みできるようになってます!
waitlist参加条件とwaitlist登録手順を以下で説明します。
Webブラウザ上で使用することができ、アプリやソフトウェア等のダウンロードは必要ないので使用するための登録をするだけで使用できます。
Webブラウザ上で使用できるのでデバイスの制限もありません。ぜひBardを始めて見てください。
現在、waitlistへの登録は必要なくなっています。Googleアカウントさえ持っていれば誰でもすぐに使えるようになっています。
Google Bard公式サイトにアクセスしてGoogleアカウントにログインするだけで使用できるはずです。
→Google Bard公式サイトはこちら
Bardのwaitlist参加条件
Bardのwaitlistに参加するには、以下の条件を満たす必要があります。
– 個人用のGoogleアカウントを持っていること。
親や保護者、Google Workspace管理者に管理されているGoogleアカウントは使用できません。
– 18歳以上であること。
– サポートされているブラウザ(Chrome, Safari, Firefox, Opera, Edgium)を使用していること。
– 重要:現在、Bardは米国と英国でのみ利用可能であり、US Englishのみ対応しています。
waitlistに参加する方法は以下の通りです。
waitlistへの登録手順
1.bard.google.comにアクセスする
必要に応じて、個人用のGoogleアカウントにサインインします。
2.Google Bardのwaitlist登録画面で「Join waitlist」を選択する
3.Google Bardのwaitlist登録確認画面で「Join waitlist」を選択する
4.「Go it」ボタンを押す
最初のGoogle Bardのwaitlist登録画面に戻ると「ウェイトリストに追加されました!」のメッセージが表示されます。
waitlistに追加され、Bardへのアクセスが可能になった際にメール通知が届きます。
5.Bardへのアクセスが可能になったメール通知を受け取り後、bard.google.comにアクセスする
6.ご利用規約とプライバシーの確認画面が表示されるので、「I Agree」ボタンを押す
7.「Bard is an experiment」と表示が出てくるので、「Got it」ボタンを押す
上記画面の日本語訳は以下の通りです。
「Bardは実験である
Bardを試すにあたり、覚えておいてください:
Bardは常に正しく動作するわけではありません
Bardは不正確な回答や不適切な回答をすることがあります。疑わしい場合は、「Google it」ボタンを使って、Bardの回答を確認してください。
Bardは、あなたのフィードバックでより良くなります
回答は評価し、不快感や安全でない可能性のあるものにはフラグを付けてください。」
以下の画面が表示されましたら、Google Bardを始める準備は完了です。
Google Bardの使い方
チャット使用手順
1.bard.google.comにアクセスする
2.テキストボックスに質問やリクエストを入力する
「What is the capital of Japan?(日本の首都はどこですか?)」と入力した場合は以下のように返答してくれました。
他の回答を見る方法
Google Bardは返答を3つ用意してくれます。
他の返答を確認する手順は以下の通りです。
1.Google Bardの返答の右上にある「View other drafts」ボタンをクリックする
2.3つの返答が表示されるので見たい返答をクリックする
チャットの回答をコピーする方法
チャットの回答をコピーすることができます。
回答の右下にある3点ボタンをクリックしてコピーをクリックすることでチャットの回答をコピーできます。
チャットの回答をエクスポートする方法
チャットの回答をGoogleドキュメントやGmailにエクスポートできます。
チャット回答下の「回答をエクスポート」のボタンをクリックして、「Googleドキュメントにエクスポート」か「Gmailで下書きを作成」をクリックしてエクスポートします。
チャットでプログラムを作成した場合はGoogle Colabへのエクスポートも可能です。
回答からGoogle検索する方法
回答下にある「Googleで検索」ボタンを使ってBardの回答を簡単に確認できます。
関連性の高いGoogle検索結果にアクセスして興味関心の対象について詳しく知ることができます。
以下のように関連トピックを検索するリンクが表示されます。
チャットをリセットする方法
左側にあるメニューバーにチャットのリセットボタンがあります。
「チャットをリセット」をクリックするだけでリセットされます。
google bardのチャットの回答がおかしくなってきたときはリセットしてチャットをやり直すとうまくいくかもしれません。
チャット画面のライトモード/ダークモードの切換え方法
google bardのチャット画面はライトモードとダークモードのどちらかを選べます。
お好みのモードのほうを選んでみてください。
Google Bardの活用例
Google Bardは、さまざまな目的やシーンで活用できます。以下にいくつかの例を紹介します。
記事やレポートの作成
Google Bardに文章や画像などのコンテンツを生成してもらうことで、記事やレポートの作成を助けることができます。
Bardは、ユーザーの要望に応じて、長さやスタイルやトーンを調整してコンテンツを生成します。
創作活動
Google Bardに詩や歌詞やジョークなどの創作物を生成してもらうことで、創作活動を楽しむことができます。
Bardは、ユーザーの指定したテーマやキーワードやジャンルに沿って、創造力豊かなコンテンツを提供します。
学習支援
Google Bardに質問したり、話題を提供したりすることで、学習支援を受けることができます。
Bardは、ユーザーの興味やレベルに合わせて、知識や情報やアドバイスを提供します。
Google Bardの注意点
Google Bardの注意点は以下のとおりです。
不正確または不適切な情報が生成される可能性がある
Google Bardは試験運用中のサービスであるため、生成される情報は不正確または不適切な場合がありますが、Google の見解を述べるものではありません。
Bardからの回答に疑問や不満がある場合は、「他の回答案を表示」や「更新」ボタンを使って別の回答を見ることができます。
また、Bardにフィードバックを送ることで、サービスの改善に貢献できます。
例えば、Bardに「明日の東京の天気は?」と質問した場合、正しい回答は「晴れ」ですが、Bardは「雨」や「雪」などの誤った回答を生成する可能性があります。
このような場合は、「他の回答案を表示」や「更新」ボタンで正しい回答を探すか、別の情報源で確認することが望ましいです。
専門的な助言として依拠しない
Google Bardは医学上、法律上、金融上、またはその他の専門的な助言として、Bard の回答に依拠しないでください。
Bardはあくまで一般的な情報や知識を提供するものであり、個別の事情や状況に応じた正確な判断や解決策を提供するものではありません。
Bardからの回答をもとに重要な決定や行動をする場合は、自己責任で行ってください。
例えば、Bardに「頭痛がひどいんだけどどうしたらいい?」と質問した場合、Bardは「水分補給や休息をとること」や「市販薬を服用すること」などの一般的なアドバイスを提供する可能性がありますが、これらは必ずしも効果的で安全なものではありません。このような場合は、医師や薬剤師などの専門家に相談することが望ましいです。
機密情報またはセンシティブな情報を含めない
Google Bardとの会話に機密情報またはセンシティブな情報を含めないでください。
Bardとの会話にはご自身や第三者を特定できる情報(氏名や住所や電話番号など)や、プライバシーに関わる情報(健康状態や信用情報や政治的見解など)を含めないようお願いいたします。
Bardはこのような情報を適切に扱うことができませんし、第三者に漏洩する可能性もあります。
例えば、Bardに「私は〇〇さんという名前で、〇〇市〇〇町に住んでいます。電話番号は〇〇〇です。」とメッセージを送った場合、Bardはこの情報を保存したり、他のユーザーに公開したりする可能性があります。このような場合は、個人情報を含まないメッセージを送るか、Bardアクティビティから履歴を削除することが望ましいです。
知的財産権を侵害する可能性がある
Google Bardで生成される情報は、著作権や商標権などの知的財産権を侵害する可能性があります。
生成されたコンテンツを公開する場合は、自己責任で行ってください。
Bardはインターネット上のさまざまなデータから学習していますが、そのデータが必ずしも正当なものであるとは限りません。Bardから生成されたコンテンツが既存の作品と類似している場合や、特定の企業や団体や個人の名前やロゴなどを含む場合は、著作権や商標権などの知的財産権を侵害している可能性があります。
そのような場合は、Bardから生成されたコンテンツを公開しないか、必要に応じて改変したり引用したりすることが望ましいです。
例えば、Bardに「東京オリンピックのロゴを描いてください」と要求した場合、Bardは既に存在するオリンピックのロゴと類似した画像を生成する可能性があります。
このような場合は、Bardから生成された画像を公開しないか、オリンピック委員会などの許可を得ることが望ましいです。
Googleのプライバシーポリシーに従って取り扱われる
Google Bardで生成される情報は、Googleのプライバシーポリシーに従って取り扱われます。
Bardアクティビティは、Googleアカウントに保存され、自動削除の設定や手動での削除が可能です。
Bardアクティビティとは、Bardとの会話や生成されたコンテンツの履歴のことです。
Bardアクティビティは、Bardのサービス画面から確認や削除ができます。また、自動削除の期間を「3ヶ月」「18ヶ月」「36ヶ月」「自動削除しない」のいずれかに変更することもできます。
Bardアクティビティは、Bardの精度や品質を向上させるために利用されますが、Googleの見解を述べるものではありません。
例えば、Bardに「私は今日何を食べましたか?」と質問した場合、Bardは過去の会話や位置情報などから推測して回答する可能性があります。
このような場合は、Bardアクティビティから履歴を確認したり削除したりすることで、プライバシーを保護することができます。
Google Bardの今後の展望
Google Bardは、まだ試験運用中のサービスであり、今後も改善や追加が行われる予定です。
Googleは、Bardをさらに高度な対話型AIサービスに発展させるために、以下のような取り組みを行っています。
・ユーザーからのフィードバックを収集し、Bardの精度や品質を向上させる
・さまざまな言語や方言や話し方に対応し、Bardの多様性や普及度を高める
・さまざまな分野や専門性に対応し、Bardの幅広い知識や能力を強化する
・さまざまなデバイスやプラットフォームに対応し、Bardの利便性やアクセシビリティを向上させる
Google Bardにアプリはあるのか?
現状アプリは存在しません。
ブラウザからWeb版のGoogle Bardを使用するしか方法はないようです。
Web版ですのでどのデバイス・端末でも使用できるメリットがあります。
しかし、スマホやタブレット等で使用する場合アプリがあってくれたほうが楽ですが、アプリがないのは残念です。
Google Bardについてわからないことがあった場合の対応方法
Google Bardを使用しているとわからないことや確認したいことが出てくると思います。
以下のページで解決できるかもしれません。
よくある質問ページを確認する
左にあるメニューバーの「よくある質問」ボタンをクリックしてよくある質問ページを確認することができます。
よくある質問ページは、以下のようによくある質問に対して回答してくれているページになっています。
→Google Bardのよくある質問ページへはこちら
Bardのヘルプとサポートページを確認する
左にあるメニューバーの「ヘルプとサポート」ボタンをクリックしてヘルプページを参照できます。
ヘルプとサポートのページは、以下のようなページなっています。
真ん中にある「知りたい内容についてご記入ください」のところに知りたい内容を入力してEnterキーを押すと関連するヘルプページの候補が出てきます。
→Google Bardのヘルプとサポートのページへはこちら
まとめ
この記事では、Googleが開発した対話型AI「Bard」についてや始め方、使い方を紹介しました。
また、ChatGPTとの違いについても解説しました。
Google Bardは、大規模言語モデルを使って、ユーザーからの自然言語で入力されたプロンプトに応じてテキストを生成します。
そして、様々な文章作成にも役立ちます。
2023年3月にイギリスとアメリカでテスト版が公開されましたが、日本語でも使用できるようになっています。
2023年5月11日から日本語にも対応できるようになっています。
bard.google.comにアクセスして利用できますが、現在はウェイトリスト制です。
詩や歌、エッセイなどを書いたり、質問に答えたりすることができますが、間違った回答をすることもあります。
Bardは、ChatGPTという別の対話型AIと競合しており、ソースの表示やUIのデザインなどに違いがあります。
Bardは、仕事や趣味に役立つだけでなく、楽しく会話することもできる革新的なツールです。
Google Bardを使えば、検索や文章作成がもっと便利で楽しくなるかもしれません。
ぜひ試してみてください。
以下のリンクでChatGPTの始め方・使い方をまとめた記事を書いています。
もし、こちらも興味があればご覧ください。
→「【ChatGPT】始め方・登録(アカウント作成)方法、ログイン方法を解説《画像付き》」
以下のリンクで新しいBingチャットAIの始め方・使い方をまとめた記事を書いています。
もし、こちらも興味があればご覧ください。
→「【Bing】AIチャットの始め方・使い方を徹底解説《Microsoft版ChatGPT検索エンジンの使用方法》」
以下のリンクでSGEの始め方と使い方をまとめた記事を書いています。
もし、こちらも興味があればご覧ください。
→「SGEの始め方と使い方を徹底解説!生成AIによる新しい検索体験とは?」
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