仮想ドライブを作成・解除(削除)する方法【Windows コマンドプロンプト subst】
自分のパソコンに仮想ドライブを作成してみたい人
システム開発で本番環境と開発環境のドライブ設定を合わせて開発したい人
ドライブを分けてファイルを管理したい人に向けに書いています。
本記事の内容
・仮想ドライブの解除(削除)方法
・仮想ドライブの探索(確認)方法
を紹介します。
システム開発時に本番環境と開発環境のドライブの環境が違い困っていませんか?
ドライブを分けてファイル管理をしたいと思ったことはありませんか?
仮想ドライブの作成・解除方法を紹介します。
もしよければ御覧ください。
仮想ドライブとは
仮想ドライブとは、ハードディスク上に書き込まれたデータを特別なソフトウェアによって設定された実際には存在しない仮想的なディスクドライブ上のデータとして扱うための機能のことです。
ハードディスクやSSDなどの内蔵ストレージに保存されたファイルやフォルダをディスクとしてマウントすることができます。
仮想ドライブにより、CD-ROMやDVDなどに書き込まれているデータをハードディスク上にイメージファイルとして丸ごとコピーしておくことで、実際のCD-ROMドライブやDVDドライブなどがパソコンに接続されていなくても、ドライブとして扱うことが可能になります。
以下で仮想ドライブの作成、解除(削除)、探索(確認)方法を紹介します
仮想ドライブの作成方法
仮想ドライブの作成はコマンドプロンプトから以下のコマンドで簡単に作成でき、割り当てることができます。
仮想ドライブの作成手順
※Windows10上で行っています。
①仮想ドライブを作成する前に仮想ドライブ化するフォルダを用意する
今回はCドライブの直下に仮想Dドライブというフォルダを作成してDドライブを作成します。
②コマンドプロンプトを開く
③コマンドプロンプトに「subst [仮想ドライブ名]: [仮想ドライブ化するフォルダパス]」を入力してEnterキーを押す
Cドライブ直下の仮想DドライブフォルダをDドライブにします。
subst d: C:\仮想Dドライブ
以下のようにDドライブが設定されます。
この作成した仮想ドライブはPCを再起動すると設定は消えてしまいます。PCを起動するごとにこの方法を行うことは少し手間ですので、このコマンドを記載したbatファイルを用意してPCのスタートアップフォルダに保存してPC起動時に毎回自動でこの方法が処理されるようにすることをおすすめします。
↓スタートアップフォルダの設定はこちらを御覧ください↓
スタートアップフォルダの設定
ドライブ割り当て済みのアルファベットは使用できません。
割り当てられていないアルファベットのドライブを設定してください。
仮想ドライブ作成batファイルの作成手順(PC起動時に仮想ドライブ作成自動実行設定)
①メモ帳アプリを起動する
Windows検索に「memo」と入力するとメモ帳アプリが以下のように出てきます
②メモ帳アプリに以下のコマンドを入力する
subst d: C:\仮想Dドライブ
③ファイルタブの「名前をつけて保存」をクリックする
④保存先フォルダをスタートアップフォルダにしてファイル名と拡張子を「.bat」にし、文字コードを「ANSI」を選択して保存ボタンを押す
※文字コードの初期設定が「UTF-8」になっており、そのまま保存すると文字化けでコマンド実行ができません
こちらの手順でPC起動時に毎回自動的に仮想ドライブ作成コマンドが実行されます。意外と簡単に設定できます。
割り当てた仮想ドライブの解除(削除)方法
割り当てた仮想ドライブの解除はコマンドプロンプトから以下のコマンドで簡単に解除できます。
仮想ドライブの解除(削除)手順
①コマンドプロンプトを開く
②コマンドプロンプトに「subst [作成したドライブ名]: /d」を入力してEnterキーを押す
今回の場合はDドライブを作成しましたので以下のコマンドで実行すると解除されます。
subst D: /d
実行すると以下のようにDドライブが解除されています。
仮想ドライブの探索(確認)方法
作成されている仮想ドライブの探索も以下のコマンドで簡単にできます。
仮想ドライブの探索(確認)手順
①コマンドプロンプトを開く
②コマンドプロンプトに「subst 」を入力してEnterキーを押す
substだけ入力すると、以下のように作成されている仮想ドライブが表示されます。
subst
まとめ
仮想ドライブの作成と削除は、一見難しそうに思えますが、手順を知ってしまえば意外とシンプルです。
本記事では、仮想ドライブの設定方法から削除まで、分かりやすく解説しました。
パソコンを効率的に使いたい方にとって、仮想ドライブは便利なツールです。
ただし、不要な仮想ドライブをそのまま放置するとシステムに負荷がかかる可能性もあるので、使い終わったらしっかり削除することを心がけましょう。
システム開発の開発環境のドライブを合わせたいとき等に試してみてください。
これで、あなたも仮想ドライブの扱いに自信がつくはずです。
ぜひ、この記事を参考に、パソコンをさらに快適に活用してください!
最後までご覧頂き、ありがとうございました。
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