Outlookの封筒アイコンが表示されない!仕分けや設定での解決策を徹底解説
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「大事な取引先からのメールに気づかず、返信が遅れてしまった…」
「以前は表示されていたタスクバーの黄色い封筒アイコンが、いつの間にか消えてしまった」
あなたもこのような経験をして、ヒヤッとしたことはありませんか?
新着メールを知らせてくれるOutlookの封筒アイコンは、ビジネスのスピードを守るための命綱です。これが表示されないと、メールチェックの頻度を無駄に上げなくてはならず、業務効率が下がってしまいますよね。
結論からお伝えすると、封筒アイコンが表示されない原因の9割は「Outlookの通知設定」または「仕分けルールの設定」にあります。
なぜなら、Outlookは初期設定やWindowsの集中モード、あるいはフォルダーへの自動振り分けルールによって、通知の挙動が細かく制御されているからです。
これらを正しく設定し直すだけで、問題はスムーズに解決します。
この記事では、「Outlookの封筒アイコンが表示されない」というトラブルに対して、基本の設定確認から、多くの人が見落としがちな「仕分けルール」による通知オフの回避策まで、画像付きで分かりやすく解説します。
【この記事で得られること】
- 消えた封筒アイコンを復活させる具体的な手順
- 仕分けルールを使っても通知を出し続ける裏技
- Windowsの設定が原因だった場合の対処法
この記事は、あなたの「メールの見逃し不安」を完全に解消するガイドブックです。
記事を読み終える頃には、封筒アイコンがしっかりと点灯し、安心して本来の業務に集中できるようになるでしょう。
それでは、まずは一番簡単な基本設定から一緒に見ていきましょう。
Outlook 封筒アイコン設定を確認
まずは、Outlook自体の設定が「オフ」になっていないかを確認しましょう。アップデートや予期せぬ操作で、ここが外れてしまっているケースが非常に多いです。
この章のまとめ:
Outlookの「ファイル」メニューにあるオプションから、タスクバーへのアイコン表示設定がオンになっているかを確認します。ここが基本のキです。
オプション設定の手順
以下の手順で、Outlookの内部設定を確認してください。
- Outlook画面左上の[ファイル]タブをクリックします。
- 左側のメニューから[オプション]を選択します。
- 「Outlookのオプション」というウィンドウが開くので、左側の[メール]をクリックします。
- 「メッセージ受信」という項目を探してください。
- [タスクバーに封筒のアイコンを表示する]にチェックが入っているか確認します。
- もしチェックが外れていたら、チェックを入れて[OK]をクリックします。
- 自分宛てにテストメールを送り、アイコンが表示されるか確認しましょう。
これで解決すれば、単純な設定オフが原因でした。しかし、「チェックは入っているのに表示されない」という方も多いはずです。その場合は、次のステップへ進みましょう。
仕分けルールでアイコン消える?
ここが今回の最重要ポイントです。「特定の人のメールだけアイコンが出ない」「フォルダに移動したメールだけ通知が来ない」という場合、原因は「仕分けルール」にあります。
この章のまとめ:
Outlookの仕様では、受信トレイ以外にメールを自動移動させると、標準の通知(封筒アイコン)が出なくなります。ルール設定に「デスクトップ通知を表示する」を追加する必要があります。
仕分けと通知の関係
多くのユーザーが勘違いしやすいのですが、Outlookの封筒アイコンやデスクトップ通知は、原則として「受信トレイ(Inbox)に着信したメール」に対してのみ機能します。
つまり、「〇〇さんからのメールは『重要フォルダ』に移動する」という仕分けルールを作成している場合、Outlookはそれを「通知不要」と判断してしまうのです。
仕分けでも表示させる方法
フォルダに振り分けつつ、封筒アイコンや通知を表示させるには、仕分けルール自体を編集する必要があります。
- [ホーム]タブの[ルール] > [仕分けルールと通知の管理]をクリックします。
- 該当するルール(例:部長からのメールを移動)を選択し、[ルールの変更] > [仕分けルール設定の編集]をクリックします。
- 「条件」の画面はそのまま[次へ]をクリックします。
- 「処理」の選択画面で、フォルダ移動の設定に加え、[デスクトップ通知を表示する]にもチェックを入れます。
- [完了]まで進み、設定を保存します。
この「デスクトップ通知を表示する」というアクションを追加することで、フォルダに移動されたメールであっても、システムが新着として認識し、アイコンやバナーでお知らせしてくれるようになります。
Windowsの通知設定を見直す
Outlook側の設定が完璧でも、Windows側(OS側)で「Outlookからの通知をブロック」していれば、アイコンは表示されません。
特にWindows 10/11を使用している方は要チェックです。
この章のまとめ:
Windowsの設定画面で、Outlookアプリの通知許可がオンになっているか、また「集中モード」が邪魔をしていないかを確認します。
システム通知の確認手順
Windowsの設定を確認し、Outlookが「黙らされて」いないか確認しましょう。
- Windowsの[スタート]ボタンを右クリックし、[設定]を開きます。
- [システム] > [通知](または[通知とアクション])をクリックします。
- アプリの一覧から「Outlook」を探します。
- 通知が[オン]になっていることを確認してください。
集中モードの落とし穴
Windowsには「集中モード(Do Not Disturb)」という機能があります。これがオンになっていると、重要な通知以外はすべて非表示になります。
タスクバーの右端にある時計アイコンをクリック(または右クリック)し、通知センターを開いてみてください。
「集中モード」や「応答不可」が有効になっていませんか?これがオンの場合、オフにすることで封筒アイコンが復活する可能性があります。
タスクバーの設定を確認する
意外な盲点として、タスクバー自体の設定により、アイコンが隠れてしまっているケースがあります。
この章のまとめ:
タスクバーの設定でアイコンが「結合」されていたり、隠れたインジケーターに入ってしまったりしていないかを確認します。
隠れたアイコンを表示
タスクバーの右側にある「^(上矢印)」マークをクリックしてみてください。ここにOutlookの封筒アイコンが隠れていませんか?
もし隠れている場合は、そのアイコンをドラッグ&ドロップでタスクバーの見える位置に引っ張り出しましょう。これで常に表示されるようになります。
小さいアイコン設定
タスクバーの設定で「小さいタスクバーボタンを使う」設定にしていると、視認性が悪くなることがあります。
また、タスクバーの設定によっては、アプリのアイコンと通知アイコンが重なって見えにくくなることもあります。
タスクバーの何もないところを右クリックし、[タスクバーの設定]から、アイコンの表示設定を見直してみてください。
新しいOutlookの場合
最近、画面右上のスイッチで切り替えられる「新しいOutlook(New Outlook for Windows)」を使用している方も増えています。
この場合、設定画面が従来とは異なります。
この章のまとめ:
新しいOutlookはWeb版に近い仕様です。アプリ内の設定歯車から「一般」→「通知」を確認する必要があります。
新Outlookの設定手順
新しいOutlookを使っている場合は、以下の手順で確認します。
- 画面右上の歯車アイコン[設定]をクリックします。
- [一般] > [通知]を選択します。
- 「Outlookで通知を送信することを許可する」がオンになっているか確認します。
- さらに、「メッセージ受信時」の項目を展開し、通知バナーやサウンドの設定がオンになっているか確認してください。
※新しいOutlookは現在も開発が進んでおり、機能が頻繁に更新されます。従来の「タスクバーの封筒アイコン」とは少し挙動が異なり、バッジ(アプリアイコンの右上の赤い丸数字)での通知がメインになる傾向があります。
トラブルシューティングまとめ
ここまで紹介した方法でも直らない場合の、最終的なチェックリストをまとめました。
この章のまとめ:
再起動や修復など、システムレベルでの対応方法を整理しました。
| 確認項目 | 対処法 | 難易度 |
|---|---|---|
| PCの不具合 | PC自体を再起動する | 低 |
| Outlookの不具合 | Officeの「修復」を実行する(コントロールパネルから) | 中 |
| プロファイルの破損 | 新しいOutlookプロファイルを作成する | 高 |
| 古いバージョン | Windows UpdateとOffice更新プログラムを適用する | 低 |
まずはPCの再起動を試してください。ITトラブルの7割は再起動で直ると言われるほど、効果的な手段です。
まとめ:見逃しを防ぐために
今回は「Outlook 封筒アイコン 表示されない」とお困りの方に向けて、原因と解決策を網羅的に解説しました。
最後に、解決のポイントを振り返ってみましょう。
- まずはOutlookの[オプション]設定で「タスクバーに封筒アイコンを表示」を確認する。
- フォルダ分けをしている場合は、仕分けルールに「デスクトップ通知」のアクションを追加する。
- Windows側の「通知設定」と「集中モード」が邪魔していないか確認する。
- タスクバーの「隠れたインジケーター」の中にアイコンがないか見る。
封筒アイコンが表示されない原因の多くは、故障ではなく「設定のミスマッチ」や「便利な機能(仕分けなど)の副作用」です。
この記事の手順を一つずつ確認していただければ、必ずアイコンは戻ってきます。
小さなアイコンひとつですが、これがあるだけで「メールを見逃しているかも…」というストレスから解放され、安心して目の前の仕事に集中できるようになります。
ぜひ今すぐ設定を見直して、快適なOutlook環境を取り戻してくださいね!
以下のリンクでMicrosoft 365 Copilotの活用事例と便利な使い方についてまとめた記事を書いています。
→Microsoft 365 Copilotで何ができる?活用事例と便利な使い方完全ガイド
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